akihisa学習・ツーリングブログ

バイクのツーリング日記です。通勤中に読んだ読書のアウトプットをしたりもします。

評価が変わる、授業を変える

久しぶりに『評価が変わる、授業を変える』の本を読みました。

最近、並行読書をするようになってきました。(単に、2冊同時に読む)今日は、1週間ぶりに2冊目を読んでいます。

 

入学試験が序列をつける評価であるということはおそらく、前回にもまとめで書いていたと思います。そもそも、評価に大切なことは3つの性質があると思います。

1つ目が「信憑性」

評価自体がそもそもどれだけ信用できるものなのか。そして、評価者と被評価者との信頼関係が作れているかなどが評価には深く関係しています。

2つ目が「妥当性」

そのつけた評価がどれだけ一般的であるか。という絶対的な妥当性というものが必要です。根拠があって、だからこの評価です。という説明責任を持つためにも妥当性は必要不可欠です。

3つ目が「公平性」

これは、言わずもがなですが、特に入試では、公平性がしっかりしていないと元も子もないです。

 

この3つが重要なのですが、苫野一徳先生がおっしゃっていた常識を疑うことをすると、特に、「公平性」って本当に守られているのかというところが疑問になります。

過去の学習指導要領の改訂においても客観性のある評価を用いるために「数値化」をすることによって評価をしていくようになりましたが、「数値化」は本当に客観的なのでしょうか。特に、中学・高校のテストは業者委託ではなく先生が作成している場合もあります。このような中でこの問題は何点、あの問題は何点と決めているのも、作成者(評価者)であるということに気がつきます。すなわち、数値化の評価は客観的に見えて、かなり主観的な評価であります。学習評価は、どんな知識が身についたかも大事かもしれないが、学習過程でどのようなことを身につけたのか、学習前と比べてどのように成長したのかを評価していくことが必要である。

 


 

帰り道に『自由の相互承認』の読書&アウトプットもする予定です。