自由の相互承認【上】読了
こんばんは。
ついに、自由の相互承認【上】を読み終わりました。私は、理解するのにとても時間がかかりとても難しい内容だったので、時間がかかりました。また、8月初旬に実際に苫野一徳先生の話を聞いていたのでまだ、すんなり入ってきました。
今日読んだ部分をまとめると、人間は「興味・関心」を持って確信を得ているということである。
私たち人間は見たものを認識する能力がある。しかし、その見えているものが何の役割を持っているかはその人の「興味・関心」によって大きく変わってくる。ある人は、椅子を見たときに座るためのものとして捉えるかもしれないが、地べたに座れば机としての役割を果たすことも可能である。昨日行った、道の駅奥永源寺では、普段の使用方法は椅子であるが、災害時になるとかまどになるもの、非常用トイレになるものがあった。つまりは、視点を変えることでその自分が持っていた確信を変えることができるということだと思う。
ほかにも、「正義」について考えた。これも、苫野一徳先生の講演の中でも出てきたが、「正義」や「一般化されたこと」ほど、恐ろしいものはないと私はそれ以来考えている。その理由としては、その正義や一般化されたことには人の経験論しか入っていないからである。確かに、経験論を重視しなければいけないこともある。しかし、経験論のみに傾き続けるならば進歩が無いと思う。私の上司が4月に行っていた言葉が今でもたまに思い出す。「現状維持は衰退である。」これは、まさしく経験論のみに偏った結果だと考える。そのように、偏らないためにも、視点を変えるということは重要だと考える。
視点を変えてみないと新しいものは生まれない。そのことを肝に命じて、生活していきたい。
その中で、他人と相互承認していくことが大事だと思う。
自由の相互承認 ?? 人間社会を「希望」に紡ぐ ??: (上)現状変革の哲学原理 (iCardbook)
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